堤 麻乃
PHOTOGRAPH
Exposed and Reappear 5
2025
メディウムアーカイバル・ピグメント・プリント, フレーム, 低反射ガラス
サイズ351 × 501 mm (13 ⅞ × 19 ¾ inches)
エディション5
自作の模型空間に光を当て、撮影する。そのプリントに再び光を当て、また撮影する。堤麻乃の《In progress》(2023〜)は、この反復から生まれる。工程を重ねるたびに新しいイメージが立ち上がり、同時に、かつて写っていた細部は白く飛んで見えなくなる。蓄積と消去は、ひとつの行為のなかで起きる。撮影の対象になっているのは、すでに撮影されたイメージそのものである。展示のたびに会場で生じた光と影もまた撮影され、次の制作へと取り込まれていく。展示は完成ではなく、次の層の始まりとなる。