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山田 彩七光

2024年5月17日 – 6月2日

aaploitにおいて2024年5月17日(金)から6月2日(日)まで、山田彩七光による個展「traces」を開催致します。山田は主にビデオ・インスタレーションとドローイングを制作発表しています。本展覧会は東京藝術大学陳列館で5月24日から6月2日まで開催する展覧会「topos Design for Artist Comunity Vol.1」と連動した企画となります。

《noon》, 2019, single channel video, Courtesy of the Artist

山田は、ビデオ・インスタレーションとドローイングを主に制作しています。本展覧会では、最新作の粘土を用いたアニメーション作品とドローイングを展示いたします。粘土を用いたアニメーションは、形を一つずつ作り上げ、撮影し、重ねていく作業を通じて制作されています。この作業過程は、時間の集積を表現するために行われています。粘土の生々しさや有機的な動きは、鑑賞者に生物を観察しているような錯覚を与えます。

山田の作品制作は、クレイアニメーションから生まれる痕跡としてドローイングを展示することでも知られています。山田のドローイングは粘土で形づくられ、ビデオ・インスタレーションとの関連性を示しています。そして、山田はビデオ・インスタレーションとドローイングは不可分であり繋がっていると言います。

粘土はその柔軟な性質から、特定の形を持ちません。しかしながら、粘土という素材には、人々が心に描く形があります。それは、店頭で販売されている形や、幼い頃の粘土細工で作った形などが想起されるでしょう。こうした粘土の特性は、形の欠如と思考の模倣という概念を通じて解釈されます。

粘土の柔らかい性質によって、形は常に変化し、不確定性を内包します。形の存在と欠如の関係は、常に新たな意味や形態を生み出します。そして、粘土を形作る際には、心の中で思考された形が実際の形に模倣されると考えられます。何気ない素材である粘土には、普段見過ごしている複雑な関係が存在します。粘土はその性質から、形を持たないとされるものですが、形成される過程で人々の思考が媒介として作用し、新たな形が生まれるのです。山田は粘土を媒体として、鑑賞者の鑑賞体験として繋がっていくことを志向しています。

本展覧会ではドローイングを中心に展示します。東京藝術大学陳列館の展示と連動した展示です。是非、御高覧ください。

展覧会、作品、アーティストについてのお問合せは info@aaploit.com までお願いいたします。

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会期
2024年5月17日 – 6月2日
開廊時間
会期中の金、土、日 13:00 – 18:00 ※会期中の他の日程の観覧をご希望の場合にはご予約ください。
会場
aaploit, Tokyo

山田 彩七光

1995年生

学歴

2020

東京藝術大学 美術学部デザイン科 卒業

2023

東京藝術大学 美術研究科デザイン専攻空間演出研究室 修了

展示歴

2023

『A CRADLE SONG』, Marco Gallery, 大阪

『Being -Mom is a Woman-』, √K Contemporary, 東京

『東京藝術大学卒業・修了制作展』, 東京藝術大学, 東京

2022

『コルベールアワード2022入選者作品展』, 東京藝術大学美術館, 東京

『進化論』, 東京藝術大学 学生会館展示室, 東京

2021

『第27回学生CGコンテストノミネート作品展』, オンライン展示

『SICF22』, Spiral, 東京

『なおえつうみまちアート』, 新潟県 直江津

『YU-RA』, 渋谷QWS, 東京

2020

『東京大学製作展2020』, オンライン展示

『おさなごころを、きみに(MADD.award2020アーカイブ映像出展)』, 東京都現代美術館, 東京

2019

『藝祭2019 有志展』, 東京藝術大学, 東京

2018

『産業交流展2018』, 東京ビックサイト, 東京

『pot-au-feuのおはなし展』, Gallery工房親, 東京

2017

『pot-au-feu 展』, Gallery Nagatani, 東京

受賞歴

2023

東京藝術大学卒業・修了制作展 デザインN賞(中島千波賞)

2022

コルベールアワード2022 入選

2021

第27回学生CGコンテスト アート部門、エンターテイメント部門 入選

2020

MADD.award2020 大型映像部門 グランプリ受賞

第68回東京藝術大学 卒業・修了制作展 サロン・ド・プランタン賞