aaploit(アプライト)は、作品・作家・鑑賞者のあいだに「考えるための時間」を提案するギャラリーです。

私たちは「すぐには分からないもの」を大切にしています。 複雑なものを無理に単純化したり、意味を急いで回収したりするのではなく、その複雑さが鑑賞者の中で静かに立ち上がる瞬間を信じています。

aaploitの展覧会は、明確な答えを提示するためのものではありません。 作品と向き合うなかで、見ることや考えることそのものが揺さぶられ、やがて「自分はいま、何を見ているのか」と自覚される。そのような自覚的な瞬間が生まれることを目指しています。

そのために私たちは、表現の形式にとらわれることなく、批評的な問いを繰り返しながら、作家と長期的な関係を築いています。 時間をかけて構想され、提示された作品が鑑賞者のなかでゆっくりと意味を広げていくこと。 そのプロセス自体を、展示の一部として捉えています。

展覧会という実践を通じて得られた知を育み、新たな視座を探求し続けること。 それがaaploitの使命です。

aaploit 発音:アプライト

アプライトという名は、花崗岩にしばしば伴って産出する細粒の火成岩 aplite (アプライト)に由来する。

aplite は多くの場合、副次的に形成される岩石である。目立たず、構造的で、見過ごされやすい。それでいて、全体の組成において欠くことのできない役割を担っている。

花崗岩と比べれば、aplite は特定の地質条件のもとで、限られた分布においてのみ姿を現す。この稀少性は、現代美術をどこででも出会えるものとしてではなく、注意とタイミングとコンテキストを通じて見いだされるものとして捉える、aaploit のまなざしを反映している。

同時に、aplite は有色鉱物を含まない。その淡く、ほとんど単色に近い佇まいは、white cube(中立的に見えながら、それ自体が美術の受け取られかたを規定する、構築された条件としての展示空間)をひそやかに指し示している。

aaploit という綴りは、その地質学的な起源から意図的に変形させた造語である。それは、支配的な構造の傍らで作動し、現代美術における価値と意味の生成のされかたを静かに編みなおしていく実践への、このプラットフォームの関心を体現している。

斉藤 勉

20年以上にわたりビジネスコンサルティングの現場に携わる一方で、現代アートにおける価値生成のあり方を問い続けてきました。

京都芸術大学大学院にて芸術学修士(MFA)を取得し、フランスの現代アーティスト、ピエール・ユイグの研究を通じて、理論と実践のあいだにある緊張関係を探究しています。

大企業の現場で「成長圧力」や効率化の論理と向き合ってきた経験は、複雑さを切り捨てずに引き受けるという、現在のギャラリー運営の思想へとつながっています。

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住所
東京都文京区関口1-21-17 TMKビル 2階
オープン
展覧会期間中の金、土、日 13:00 – 18:00
アクセス
東京メトロ有楽町線江戸川橋駅のエレベーター出口を出てすぐ左手側のビルの2階です 1階は不動産のテー・エム・ケーが入っています

aaploitでは、鑑賞者・作家・すべての方が安心して展示体験を共有できるよう、以下の行為を禁止しています。

  • アーティストの私生活に関する質問(居住地、連絡先、家族・パートナー等)

  • ギャラリー外での面会を求める行為

  • 長時間にわたる独占的な会話、作品と無関係な話題

  • アーティスト本人の写真撮影(家族・友人を除く)

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ご不明な点がありましたら、スタッフまでお声がけください。