地球の音と色の距離
岡田 佳祐
aaploitでは2024年1月13日(土)から1月28日(日)まで、岡田佳祐の個展「地球の音と色の距離」を開催致します。岡田は東京藝術大学で油画を学び、同大学院の美術研究科に在籍しています。
岡田は森や山、道ばたで気に入った石を拾い、顔料にするためにすりつぶします。すると、透明なガラスみたいなものが混ざっていることがあります。その石には恐竜の骨や、貝の化石などが入っているのかなと想像し、自身が使っている顔料も、昔の生き物の一部分かもしれないと思いを馳せながら描いています。
材料を求めて山を歩いたり、大学の彫刻科の廃材置き場を見たり、石を集めた場所の地質年代を調べると、様々な生き物がいたことが分かったそうです。博物館の学芸員に質問をして、どのような生き物なのか、鉱物の特性はどのようなものなのかリサーチをします。拾ってきた石の中には宝石になるようなものも含まれていますが、微量すぎて価値は無いと言われたそうです。
《絶滅と進化 Evolution and Extinction》は、120号キャンバス(1,940×1,303 mm)を2枚連結した作品です。拾ってきた石の地質年代に生きていたであろう生物を描き出しています。横長の画面全体に描かれた魚のような生物が目を引きますが、画面には様々な生物が描かれています。大きなモチーフの魚のヒレは、パールのような光沢を放ち、あるいはオパールのようなグラデーションが浮き上がります。画面全体に目をやると、所々にある鉱石が語り始めるようです。画面と対峙するとき、描かれているモチーフのみならず、そこに使われている岩石 – 長い年月をかけて岩石になった – の質感からも、はるかな古代にまで思索が及びます。
岡田は本展に向けて、自身の創作について次のように言います。
僕が考える音は、地球の磁場の振動です。この振動が色になり、形になったりして、同じ振動には出会えないと感じています。その感じたことを絵画に置き換えて作品制作をしました。
岡田佳祐の新作を発表する展覧会です。この機会に是非ご高覧ください。
地球の音と色の距離
- 会期
- 2024年1月13日 – 1月28日
- 開廊時間
- 会期中の金、土、日 13:00 – 18:00 ※会期中の他の日程の観覧をご希望の場合にはご予約ください。
- 会場
- aaploit, Tokyo