Travelogue
Lee YeRim
2024年2月1日(金)から2月25日(日)まで、Lee YeRim(イエリン)による個展「Travelogue」を開催することをお知らせいたします。この展覧会は韓国ソウルのGallery COLORBEATの協力により開催されます。Gallery COLORBEAT と aaploit の提携第一弾の展覧会です。また、イエリンの日本初個展です。
イエリンは、韓国のHongik Universityで絵画を学び、視覚芸術とデザインの修士号も取得しました。出版社で児童書の編集デザイナーとして働いていましたが、クリエイティブな活動に専念するためにニューヨークに移りました。20以上の個展を開催し、香港、シンガポール、アムステルダム、ミラノ、ロサンゼルスなどで作品を発表しています。
イエリンの都市と彼女自身との関係に対する関心が、作品制作における都市建築のテーマへとつながっています。ソウルで生まれ育ったイエリンは、ニューヨーク滞在中に都市や高層ビルと自身の関係に興味を持つようになりました。ニューヨーク、上海、パリ、東京、ソウルなど世界的な都市を訪れる中で、建物が持つ人々の表現、感情、虚栄心を感じ取り、各高層ビルが反映する都市の特徴を捉えます。ニューヨークには多様性と歴史があり、上海は未来志向で進歩的、ソウルは伝統と革新が美しく調和しています。この展示では、彼女が表現する建築の美しさと文化的文脈を深く探求し、それぞれの都市の建築物に関する魅力的な洞察を提供します。
現代の都市空間における建築は、人間の欲望と社会的な象徴の一つとしての役割を果たしています。これらの建築物は、その地域の富や欠落しているモノ、そしてその場所に生活し、交わる人々によって積み重ねられた物語の豊かさを表しています。建物を訪れる人々が紡ぐ物語は、その地域の真の姿を明らかにしています。イエリンは、これらの都市の複雑な表情や人間の関わりを探求し、その象徴性と物語性を提示する舞台として、私たちに深い洞察を与えてくれます。
イエリンはニューヨークの生活を通じて都市を見直す機会を得ました。その後、上海やバンコクなどの都市で数年を過ごす中で、彼女は人々の生活や都市の表情に焦点を当てました。
人々は自分たちの必要に応じて都市を形作り、摩天楼を築いてきました。人々が潮の満ち引きのように出入りする都市において、建築物はその場所にとどまり私たちを見守りました。 日常を過ごす場所が都市の表情となり様々な物語を紡いできました。人々は日々の暮らしを、まさに建築物とその間で営んでいます。建物は頑丈に作られており、だからこそ人々の日常や内面を、様々な表情でとらえることができるのです。私の絵の中の建物は、頑丈でありながらも柔らかく、直線的でありながらも有機的な線で都市に暮らす人々の感情を伝えています。
アーティスト・ステートメントより
イエリンは注射器を用いて線を描きます。彼女はインジェクションと呼んでいます。彼女は建築物が生命体のように感じると言い、そこで生活する人々は血液のようであると言います。さながら注射器によって建物に有機的な要素が注入されるようです。
世界中の都市を巡りながら生活してきたイエリンは、都市や建物の外観を通じて人々の生活や感情を表現しています。本展覧会はイエリンの日本初個展です。
Travelogue
- 会期
- 2024年2月1日 – 2月25日
- 開廊時間
- 会期中の金、土、日 13:00 – 18:00 ※会期中の他の日程の観覧をご希望の場合にはご予約ください。
- 会場
- aaploit, Tokyo