まなざしの境界
秋場康平
パリ、ニューヨーク、東京での展示経験を重ね、国際的な評価を得てきた秋場康平の個展「まなざしの境界」を開催いたします。
本展のキービジュアルとなる作品は、一見すると抽象的な画面に見える赤い線による強烈な筆致が特徴的です。しかし、タイトルが示す「手を振る女性」という像は、見る者の意識に徐々に立ち現れ、具象と抽象の狭間で絶えず揺れ動きます。激しい筆致と繊細な感情表現が融合したその画面は、秋場のこれまでの制作経験を経て到達した、独自の表現世界と言えるでしょう。
秋場は2012年のデビュー以来、国内外で精力的な制作・発表活動を展開してきました。自画像をはじめとする作品群では、作家の存在そのものを映し出すような強度を持った表現を追求し続けています。パリ、ニューヨークでの発表を通じて、その表現は国境を越えて観る者に深く訴えかけています。画面に残された激しい筆跡は、まるで作家の内なる声が形となって現れたかのようです。彼が描く自画像は単なる自己の記録ではなく、存在の確かさを探る持続的な問いかけとなっています。
具象と抽象の境界、見ることの本質を問いかける秋場康平の世界を、この機会にぜひご体験ください。
まなざしの境界
- 会期
- 2024年11月29日 – 12月15日
- 開廊時間
- 会期中の金、土、日 13:00 – 18:00 ※会期中の他の日程の観覧をご希望の場合にはご予約ください。
- 会場
- aaploit, Tokyo