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春名真歩 「まっすぐ歩く」

aaploitでは8月4日(金)から8月27日(日)まで、春名真歩の個展「まっすぐ歩く」を開催致します。春名は2023年3月に東北芸術工科大学の洋画コースを卒業し、現在は岡山を拠点に制作をしております。

春名が創り出す抽象画、彼女は空気を描いているといいます。しかしながら空気は目に見えないため、具体的なモノの形を借りる。それが穴であると。実直に絵画に向き合い制作している姿は、彼女の恩師の言葉を借りれば、”半世紀も前の画学生を前にしているかのような、そんな気持ちになる”*1と指摘しています。

自分を空っぽにして、無心で筆をふる。下書きや構想などせずにその場の空気を感じて身体が動く。環境からの情報を身体で受け止め、無心のうちに振るった筆、そこに絵画ができあがる。それが春名の言う理想的な作品であると。

  • a full scale hole, 2023, Maho HARUNA
  • a full scale hole, 2023, Maho HARUNA
  • a full scale hole, 2023, Maho HARUNA

今回の展覧会では同名タイトルの《a full scale hole》と最新作の《私の現実》を展示します。《a full scale hole》は30号サイズ(910×727mm)から120号サイズ(1,940×1,303mm)まで展示しております。

大型の作品は、その画面に大きな青色の楕円形の輪が見えます。手前の輪の途切れは大きく、その動きと色から波のような印象も沸き立ってきます。画面を上下に動く黒の線、それは枝のようにも見え、そうすると青色の輪は樹葉あるいは樹氷でしょうか、にも見えてきます。様々な形を見出す春名の作品と対峙していると、集合的無意識に触れるような感覚になります。彼女は実験を行い、私達に見せているのではないかと錯覚します。

本展では大型作品および新作を提示します。また、展覧会初日の8月4日にライヴペインティングを実施します。ギャラリーで作品を完成させ、展覧会期間中に展示します。この機会に是非、ご高覧ください。作品および展覧会についてのお問合せは info@aaploit.com までメールください。

*1 https://www.tuad.ac.jp/g_document/works/2022/4600/


開催概要

会期:2023年8月4日(金)- 2023年8月27日(日)
オープン時間:金: 15:00 – 19:00, 土: 13:00 – 19:00, 日: 13:00 – 17:00
会場:Contemporary Art aaploit 東京都文京区水道2-19-2 入場無料
Web:https://aaploit.com/maho-haruna_step
※期間中の他の日程(曜日)につきましてはご予約ください。


作家略歴

春名 真歩 / Maho HARUNA

岡山県出身、2023年に東北芸術工科大学を卒業。在学中は洋画を学びました。卒業制作の作品は優秀賞を獲得し、地元企業のコレクションにも加わっております。実直に絵画に向かい合い、呼吸するかのように絵を創り出すことを実践しております。2000年生まれ。