なんやゆうきは名古屋芸術大学で洋画を学び、2023年に卒業しました。現在は愛知県を拠点として制作活動を行っております。
時代や文化によって変化する感情の表出、規範によって正しいとされる態度や仕草、周囲からの視線と自身の内面とのギャップによる息苦しさ。そうしたことを転嫁するように、ネガティブをポジティブなこととして捉え、鑑賞者の感情を揺り動かすような作品を制作しています。
彼女はペイントやドローイングと版画を横断する創造的なアプローチをとっています。作品は抽象的でありながら具体的なイメージを表現することで、深い感情を表しており、世代間のギャップについても表明しています。作品が訴求するのは、感情として表出する前の意識なのかもしれません。
無意識的にという言葉は慎重に使う必要があると考えますが、なんやの作品にある無意識性、ここに癒しを見つける方があります。ネガティブなものから目を背けるのではなく、ネガティブであることを疑う。ネガティブとラベリングすることは、どのようなことなのか。こうしたことが、なんやの作品に込められたメッセージなのではないかと思えるのです。
生命の流転や生命の痕跡をテーマとして永遠について考察し、感情の表裏、愛憎を包含するかのように表現しております。2000年岐阜県生まれ。
WORKS
EXHIBITIONS
経歴
なんやゆうき / Yuki NANYA
岐阜県出身、愛知県拠点
- 2023年
- 名古屋芸術大学 美術領域 洋画コース 卒業
展示歴
- 2023年
- 第14回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 医療とアートの学校,(名古屋)
- 2023年
- 流転の澱, (aaploit / 東京)