aaploit は 9/20-22 (9/19 VIP Day)に福岡市にて開催されるアートフェアアジア福岡(AFAF)に参加します。初めてのアートフェア参加にあたりまして、aaploitでご紹介した作家を中心として様々な作品をご覧頂ける予定です。
半澤友美 (Tomomi Hanzawa)
紙を通して人の物語を紡ぎ出す半澤友美は、紙という素材が持つ物質性に着目し、独自の文化的・人間的な視点を織り交ぜた作品を発表しています。彼女の作品は、多文化的な経験を反映し、紙そのものが人間性を象徴するものと言います。ポーラ美術館での展示や中之条ビエンナーレにも参加するなど、彼女の表現はますます注目を集めています。
道又蒼彩 (Aoi Michimata)
道又蒼彩は、メディアと風刺に関心を持ち木版画に取り組んでいます。社会活動家の生田武志氏が提唱した「カフカの階段」に着想を得たシリーズは、各方面より高く評価されています。作品はアーツ前橋に収蔵されています。
20代の若者が感じる社会をご覧いただきたいと考えています。
大越円香 (Madoka Okoshi)
大越円香は、iPhoneに搭載されたLiDARセンサーを用いた空間認識技術をアートに昇華させます。彼女の「Surface Drawing」シリーズは、街の景色や人物を3Dモデルとして捉え、拡張現実(AR)として再構築し、撮影します。作品は群馬県立近代美術館に収蔵されています。デジタルとアナログを融合させた革新的な作品で注目されています。
9月にaaploitで新作シリーズを発表する個展を予定しております。
糸川円 (Itokawa En)
糸川円は、デジタル作品をNFTマーケットプレイスで発表しています。彼女の作品の持つ独特の世界観はソーシャルメディア上でコミュニティを築き、Web3の概念とも通じる輪が広がっています。ローマ国立近代美術館での展示など国内外に活動の場を広げています。
辰巳寧々 (Nene Tatsumi)
辰巳寧々は、社会システムや人間の本質を探求し、それらがどのように交差し、影響し合うかを表現しています。彼女の作品は、色彩や構図を通じて、社会の複雑な相互作用を視覚化し、深い洞察を提供します。新進気鋭のアーティストとして、今後の活躍が期待されています。
石黒光(Hikaru Ishiguro)
石黒光の作品制作は”喪の仕事”です。ジークムント・フロイトの「喪とメランコリー」(1917 年)で提唱された概念ですが、石黒が実践する制作は自身の大切な何かの喪失から始まります。作家の内面からあふれ出てきたものが画面に現れる。言葉で表すのが難しいこと、そうしたことを石黒は伝えているように思えます。
ダーヤマ佰彩 (Dayama Hakusai)
ダーヤマ佰彩は、現代社会における人間の複雑な状態を、独特の手法で表現するアーティストです。彼女の作品は、アニメーションの流麗な線と、薬のPTPシートが持つ物質性の融合により、見る者を魅了します。
「元気になる薬で元気な女の子を描く」というコンセプトは、一見矛盾するようでいて、現代人の抱える深い葛藤を反映しています。
春名真歩(Maho Haruna)
自分を空っぽにして、無心で筆をふる。下書きや構想などせずにその場の空気を感じて身体が動く。環境からの情報を身体で受け止め、無心のうちに振るった筆、そこに絵画ができあがる。それが春名の言う理想的な作品であると。
実直に絵画に向き合い制作している姿は、彼女の恩師の言葉を借りれば、”半世紀も前の画学生を前にしているかのような、そんな気持ちになる”と指摘しています。
小さなブースですが、上記のアーティストに加えて aaploit でご紹介したアーティストの作品を提示いたします。ご高覧を頂ければ幸いです。初めて参加のアートフェアがアジアをコンセプトとしたAFAFであることに興奮と喜びがあります。
VIPチケットをご希望される方はメールにてご連絡ください。また、作品リストをご希望の場合は、メールにてお問合せください。
公式情報: https://artfair.asia/